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外科のご紹介

診療科の概要

 西北五地区は、救急を診る病院が、ほとんど西北中央病院に集中しており、年間およそ2000台の救急車が来ます。今後、地域の基幹病院として、少しでも開業医、病院の協力した救急医療体制の発展につながればと思っています。
 さて、平成19年度から、毎週月曜日、大学小児外科の棟方教授が、午前中外科外来に来られており、積極的に小児ヘルニアの手術を行っております。現在はソケイヘルニアの約30%(26例)は1か月から11歳の小児ヘルニアで占められており、若い先生方が、棟方教授の手術を直接見て勉強するいい機会になっています。
 腹腔鏡、胸腔鏡手術は、非常に増加しています。若い先生を指導して、胸腔鏡下胆嚢摘出術はほとんど若い先生が術者としてやっています。
 平成20年度から、胸腔鏡下胃全摘術(LATG)も、笹田先生が本格的に行い2例、LADG(胸腔鏡下幽門側胃切除術)とあわせて12例と多くの症例で行っております。県内では、もっとも多い症例数を誇ります。
 術後回復が早く、クリニカルパス導入で退院も早く、腹腔鏡手術は、2006年度71例と全手術例の18%まで増加しています。ラパ虫垂切除術も軌道に乗り増加しておりまして、緊急手術でのラパ虫垂切除術も、麻酔科、手術場の協力でスムーズにおこなえております。
 血管外科は、心臓血管外科専門医の小田桐先生を中心に診療しています。腸骨領域がほとんどステントなどinterventional な治療になりましたから、その症例数が減少し、バイパスが難しい重症虚血肢が多くなりました。手術適応は、少ない傾向にありますが、腹部大動脈瘤手術、膝下血行再建術も行っております。下肢静脈瘤手術も行っております。
 外科病棟では、朝8時30分前に医師に行われる受け持ち患者さんに関する経過報告が非常にきめ細かいことです。これは、非常に患者さんの治療に役立っています。また、看護部のリスクマネジメントが非常によく行き届いています。毎日、入院・退院の多い病棟で、多くの患者さんの処置・投薬・注射は、以前と比べものにならないくらい多くの種類の薬、治療法の変遷があります。抗癌剤もエビデンスに基づいた選択の名の下に、年々、新しいものが加わります。それらを間違えずにきちんと行うには、医師・薬剤師・看護師が確認作業を徹底的に行わなければいけません。最近で印象に残るのは、他病院での輸血事故です。「人間は間違うものだ」「事故は起こるものだ」と最初から認識して、どうすればそうならないか、どうすれば防げるかを、上に立つ者・病院管理者・医療スタッフは常に考えておかなければいけないと思っています。是非、ますますカンファレンス・勉強会の機会を増やしていきたいなあと考えています。
 患者さんに対する説明については、外科看護師長と相談して、4枚の手術に関する説明書を加えた手術承諾書をつくりました。患者さまとその家族が手術について分かりやすくするための努力は、決しておろそかにしてはいけないと考えています。
 西北中央病院外科は、技術的にも、グループとしても、本当になごやかで、いい仕事をしているなと、自慢ではありませんが、心からそう思っています。外科は忙しく、上司の私の仕事は、医療上のトラブルをできるだけ回避すること、バックアップすること、仲良くすることを心がけながら、外科のみんなが体を壊さないように気をつけています。


年間外科手術症例の内訳(2007年)

心臓血管・血管

  • 急性動脈血栓症(SMA Thrombosis)に対する血栓摘除術 3例
  • Aorto-Femora1Bypass 2例
  • Femoro-Poplitea1Bypass 1例
  • 下肢静脈瘤ストリツピング 5例

呼吸器

  • 胸腔鏡下肺部分切除術 7例
  • 肺部分切除術 1例
  • 肺葉切除術 2例

消化器

食道

  • 胸部食道癌手術 2例

  • 幽門側胃切除 34例
  • 胃全摘術 8例
  • 胃その他(G1STなど) 4例

肝胆膵

  • 肝葉切除(右葉、左葉) 2例
  • 肝区域切除 2例
  • 肝部分切除(大腸同時切除を含む) 3例
  • 膵頭十二指腸切除術 3例
  • 胆管癌 1例
  • 先天性胆管嚢腫 2例
  • 開腹胆嚢摘除術 8例

小腸・大腸

  • 大腸癌手術 49例
  • 直腸癌手術 23例
  • MITAS手術 8例
  • 肛門癌 2例
  • 虫垂切除術 16例
  • イレウス手術 4例
  • 上腸間膜動脈血栓症 1例

腹腔鏡下手術

  • 腹腔鏡下幽門側胃切除(LADG) 3例
  • 腹腔鏡補助下幽門側胃切除(HALS) 2例
  • 腹腔鏡下胆嚢摘除術 53例
  • 腹腔鏡下大腸切除術 15例
  • 腹腔鏡補助下大腸切除術(HALS) 2例
  • 腹腔鏡下肝嚢胞切除術 1例
  • 腹腔鏡下脾摘除術 1例

内分泌

  • 甲状腺手術 13例
  • 乳癌手術 19例

その他

  • ヘルニア手術(小児を含む) 80例
  • その他 8例

  総数 389例


スタッフ紹介

氏名高谷 俊一
役職副院長
医籍登録年 1977年
取得資格日本外科学会指導医
外科専門医
日本消化器外科学会指導医
日本胸部外科学会認定医
第1回弘前大学医学部付属病院
臨床教育ワークショップ受講
身体障害者福祉法指定医

氏名八木橋 信夫
役職科長
医籍登録年 1977年
取得資格外科専門医
日本外科学会指導医
日本消化器外科学会認定医
日本消化器学会消化器がん外科治療認定医
日本消化器学会胃腸科認定医
第5回弘前大学医学部付属病院
臨床教育ワークショップ受講
日本医師会認定産業医
身体障害者福祉法指定医

氏名岩渕 圭
役職第二科長
医籍登録年 1984年
取得資格外科専門医

氏名小田桐 聡
役職第三科長
医籍登録年 1985年
取得資格外科専門医
心臓血管外科専門医

氏名笹田 大敬
役職第四科長
医籍登録年 1992年
取得資格外科専門医

氏名若山 文規
役職第五科長
医籍登録年 2000年

受付時間

新患・再来 8:30 ~ 11:00
※備考
第2・4水曜日 小児外科 9:00 ~ 12:00 第1・3水曜日 心臓血管外科 13:00 ~ 16:00

午前午後 午前午後 午前午後 午前午後 午前午後

新=新患、再=再来、○=診療日、-=休診日、☆=特殊外来診療日、※=備考参照


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